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あきらめるな!!セリカちゃん~ラリージャパン2006参戦記(8)~ [ ラリージャパン2006]

二年目のラリージャパン。

改良を重ねたセリカちゃんといえど、トラブル、そしてまたトラブル。
そう、WRCは厳しい。

でも、二年目のラリージャパン。
メンバーの、そしてチームの成長はそれを上回るものでした。

そんなすっとこどっこいのラリージャパン2006参戦記第八弾です。


『だめだ、リアにがたがある!!』

またか‥‥。
去年の記憶が蘇る。
左リアハブ交換、残り時間19分、Oチーフ一人の腕に委ねられた去年。

ところが今年はなんと左右!

残り時間は17分!!

さぁ、どうする!!!

 

でも、空気が違う。
みんな、落ち着いている。
Oチーフが部品準備を進める間も、Kさん、Gちゃんさんが作業を進める。
さっきまで取材屋さんとくっちゃべってたひげおぢさんも、セリカちゃんに駆け寄る。
そして、Oチーフ組が左、Kさん組が右。
監督が残り時間を伝える中、着々と作業が進められていく。
15分遅れまでは失格にはならない。
それに遅れなら1分10秒減点換算、多少の減点なんてもらったっていい。
でも結局はそんな心配はいらなかった。

ドラ、ナビは車に乗り込み待機。
ジャッキダウンとともに、車は発進。
その瞬間、サービス風景を見ていたギャラリーから拍手が湧き上がる。

所属も仕事もばらばら、この夏、初めて顔を合わせたメンバーも多い、即席チームのはずなのに。
すごい、すごいよ。
うちのチームほんとにすごいよ。

 

Leg2を終え、セリカちゃんの順位は総合59位/81台。
50番台にのってきた。
残すはLeg3のみ。
そう、あと一日で終わるんだ‥‥。

 

2006年9月3日(日)

今日、LEG3のSSはひげおぢさん曰く、
・SS22  RERA KAMUY 8.76km
   関東ならとっても走りやすいコース。中速easyコーナー主体。
   裏切りがなく、路面もよく、走りやすい。
・SS23、25 PANKE NIKORPET 17.04km
   わりとごつごつした岩が出てるコース。
   スピードが出て車を壊しやすい。
・SS24、26 PENKE 24.88km
   全体的にウェット路面で、アベレージは高め。
   3速で曲がれるコーナーが多いけど、時々2速に落とさないと
   曲がれないコーナー来るので注意。
・SS27  OBIHIRO 1.30km
   最後だから味わって走ったけど、やっぱりタイム出ないね。 

 
(こんなリエゾン中も写真を撮ってくれるラリーファンがいるんです。)

三日目は去年と同じく新得方面。
でも、RERA KAMUYは初めてのコース。
去年は使われていない。
いや、あせる事はない、落ち着いて行こう。

というのも、スーパーラリーでいったん戦線離脱していたライバルプジョーさんは、昨日の時点でリタイヤ、撤退したらしいのである。
(後で、ホームページを拝見したところ、操舵/駆動系の損傷により転倒、規定時間内修復不可能と判断、リタイヤとなったらしい。でも、クルーは無事だったというのが何よりです。)

ここは、せりかちゃん、64位/81台中。
車も問題ない、走りも落ち着いてる。


(RERA KAMUY クラス優勝に向けてひた走るセリカちゃん)

次はPANKE NIKORPET、そして、PENKE。
こここそが、去年、数少ないちゃんと(?)走りきったところなのである。ヾ(@@^;)ゞ

ひげおぢさん 『次に生協があって、その先信号を曲がって、それで。』

う~ん、なんでこのおぢさん、つなぎ(リエゾン)のコースを覚えてるんだろう?(´@@`;)
去年、2回通ったからってねぇ。
普段オープンロードでいろいろお願いしても、全然覚えててくれないのにねぇ。(-@@-~)

さぁ、SS23PANKE NIKORPET、スタート。
去年を思い出しながら、順調に走り始める。

でも、あれっ?何か変??


(順調に走り始めたはずが‥‥)

ひげおぢさん 『あと、何キロ!!(`□´)』

おぢさんが叫ぶ。

ぶぶにゃん  『まだ、6kmある!!』

あきらかに、車の挙動がおかしい。音もしだす。

ぶぶにゃん  『バースト!?(゜@@゜;)…』
ひげおぢさん  『多分!!行けるところまで行こう!!!』

昨日、一昨日のバーストはゴールまであと数kmだった。
お願い、今日もなんとかもって!!人(T@@T)
でも、今日のゴールはなんて遠いんだろう。
タイヤをかばいながらの走り。
車速も落ち、なかなか距離が進まない。
遠い、ほんとにゴールが遠い‥‥。

ひげおぢさん 『もう、だめだ、交換しよう!!』

わずかなスペースをみつけて、車をよせる。
シートから飛び降り、後続車を意識しながら作業開始。

バーストしていたのはフロント左。
ひげおぢさんがタイヤを外している間に、ぶぶにゃんが予備タイヤを下ろす。
そういえば、タイヤ交換の段取り、決めてなかったっけ。(- @@ -)ゞ ポリポリ
でも、そんなこと言ってる場合じゃない。
っていうか、目の前にある作業をやるしかない!
だから、自然と作業は分担される。

ぶぶにゃん  『後ろの車、来たよっ!!』
ひげおぢさん 『はいよぉ!!』

気をつけるべくは後続車。
決して広い作業スペースではない。
目の前も後ろにも気を使って作業を進める。

ぶぶにゃん  『あぢぢぢぢぢっ。o(>@@< )o o( >@@<)o』

バーストし、半分ホイールで走りかけていたタイヤはもう、あっちっちっ。
熱を持つってことぐらい分かってたはずなのに‥‥。
慌ててたせいか、軍手をつけてない。
でも、軍手をする時間が惜しい。
えぇ~い!!おりゃっ!!O( `@@´)乂(`@@´ )O キアイィ
そのままバーストタイヤを持ち上げ、車内に固定。


(バーストしちゃったタイヤ)

ひげおぢさん 『よしっ!行くぞっ!!』

抜かされたのは4台か5台。
つまり、4、5分は使ってしまったということだろうか。
でも、今回のバーストはフロント。
あのまま走り続けて、足廻りにまでダメージがいったら、リタイヤにもなりかねない。
おぢさんのぎりぎりの判断である。

とにかくSSゴールまでたどり着き、車載工具の固定を確認。
急げ!!急げ!!!アタヽ(;@@;ゞ=ヾ;@@;)ノフタ

そう、WRCはSSスタートから次のTCまでの時間が指定されているのである。
  ※TC : タイムコントロール。
        オフィシャルが通過時間をチェックするポイント。

だから、タイヤ交換に使った時間の分、つなぎ区間を急がなければ、次のTCに遅れてしまうのである。
これ以上、減点をくらう訳にはいかない。
急げ!!急げ!!

ところが、次のSS24までのつなぎは、レッキ時にスタックする車が出るほどの悪路。
去年走っているからこそ、不安がよぎる。
焦るな、焦るな。
このつなぎ、終盤には道が開け、恐ろしく長いストレートの連続が来る。
そこでも、時間は稼げる。
焦るな、焦るな。

ラリコン(ラリーコンピュータ)の表示とにらめっこ。
遅れが少しずつ、少しずつ減っていく。
途中、前を行くインプレッサに道を譲ってもらう。
もう少し、もう少しで道が開ける。

そして、目前に広がるぱっと明るい光景。
来たっ!ここからはストレート、稼げ、稼ぐんだ!!
遅れがぐんぐん減っていく。

ぶぶにゃん 『オンタイム!!大丈夫、この調子なら間に合うよ!!
         o(>@@<)9”うっしゃ♪』

TCが見えてきた!!でも‥‥。
残すTCまでの道は真っ直ぐな一本道、決して広くはない。
そこに、何台もの競技車が並んでいる。

ぶぶにゃん  『だめだよ、道も狭いし、こんなにたくさん抜かせないよ。
          無理だよ。O(T@@To)』
ひげおぢさん 『いやっ、行くよ!!σ( ̄^ ̄) 』

こういう時のおぢさんは、いつも強気。
なぜか急に頼もしくなる。(´・@@・`)ブヒ
狭い道の中、クラクションを合図に前の車がみな少しずつ寄り始めてくれる。
そのわきを、セリカちゃんが進んでいく。

ぶぶにゃん  『ゼッケン109!!お願いします。』

間一髪、あと何秒かというところで、ぎりぎりTCイン。
減点なしで通過できたのである。

あきらめない。
それって、とっても大事なこと。

『もぉ、いいよぉ。まだやるのぉ?疲れたよぉ。かっ、ぺっ。┐(‘~`;)┌』
いつもはいい加減なおぢさん。
でも、ラリー中(だけ)は勝負師になる。
それはきっとあきらめてないから。
そして、ラリーという勝負を大事にしているから。
そう、この瞬間を大事にしよう。


残りあと少し。
”フィニッシュ”に向けて、ぶぶにゃんの心の中ではいろんな想いが駆け巡ります。

そんなこんなのお話はまた次ね。


 

 


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